MENU

就活のギモン Q&A 先輩たちから寄せられた、就活に関する質問・悩みとその回答をご紹介。就活のギモン Q&A 先輩たちから寄せられた、就活に関する質問・悩みとその回答をご紹介。

Theme1 自己分析・企業研究について

私は、学校でも就職活動についての授業を受けています。そこでは、業界や職種などはなるべく早い段階で決めておくのが良い、と教わりました。しかし、就職イベントなどでは「まだ業界などは絞らないほうが良い」ともいわれました。どちらが正しいのでしょうか。
確かに志望業界・志望職種を何も決めないまま、漠然と活動するのは良くないですね。いつまでも志望を決められないことで、苦戦するというのも事実です。だから「早めに目標を決める」ことは大切なことです。
ただ、世の中にどのような業界・職種があるのかも分からぬまま、狭い視野で決めてしまうのは良くないという意味で、「まだ絞らないほうが良い」とアドバイスしています。社会に出たことのない学生さんは、とかくイメージや思い込みで決めてしまいがちです。活動が進むにつれ、自分の思い描いていた仕事と違う等、迷う時が来るかもしれません。その時になって、「もっと広く業界を見ておけば良かった」と後悔する人は少なくないのです。
人生において、こんなに自由に様々な業界・企業を見ることができるのは、新卒の就職活動の時だけです。この時期は、広い視野で、企業研究・業界研究を進め、気になる企業にはエントリーしていきましょう!社会に出ると、他業界、他職種の人、様々な人達と一緒に仕事をします。自分がその仕事に就いたら、どんな人たちとの仕事・取引が出てくるのか、という視点でも見てみてください。視野が広がると思います。思わぬ発見、実はこの仕事の方が向いてるかも、ということがあるかもしれません。
自己分析適性度チェックを行い、自分でもいろいろ考えてみましたが、なかなか自分に合っていると思われるものがありませんでした。適性度チェックでも自分の指向度と適性度が合致せず、益々混乱しています。
お悩みよく分かります。なぜって、まだ働いたことがない学生の皆さんが、自分の適性なんて、本当は分かるはずないからです。今働いている社会人だって、全員が「適性」に合った仕事をしているわけではありません。あなたに知って欲しいのは、仕事は「適性」だけで選ぶものではないということです。 仕事を選ぶ時には、いろいろな考え方があります。
  1. (1)自分の好きなこと・やりたいことで決める。待遇や環境に関係なく、これをやれたら幸せだという視点で探す。
  2. (2)自分のできること・得意なことで決める。あまり好きではなくても、その仕事で収入を得られるだけの貢献(会社・社会に対して)ができるという視点で探す。
  3. (3)将来なりたい自分で決める。結婚しても働きたい、お金持ちになりたい、技術やノウハウを身につけてフリーランスでも働けるようになりたい、そんな10年後、20年後の自分の姿を描いたところからの視点で探す。
どれも間違いではありません。そして、仕事というのは、収入を得るのはもちろんですが、未熟な自分を磨く修行の場であるということも忘れないでください。その意味で言えば、苦手と思えることにチャレンジするという視点もあります。実際、まずは縁ある仕事に取り組みながら、自分がその仕事に「合った」スキルを身につけていく人のほうが多いかもしれません。よほどの専門職でない限り、10年も同じ仕事をしていれば、普通のレベルまでは到達するでしょう。抽象論で分かりにくいかもしれませんが、上記のような視点でたくさんの企業の話を聞いていくうちに、だんだんと絞られていくと思います。
最近企業研究を始めたのですが、企業研究で調べるべきポイントは何ですか。
例としてポイントを上げるならば、まずは企業の業種、業界動向とその企業の位置付け、特色、強み、社長の考え、今後のビジョンでしょうか。それが分かったら、次に「そこで自分は何ができるのか。どんな環境で働くのか」を知るために、職種、仕事の内容、勤務エリア、給料、福利厚生、研修制度、キャリアアッププランなどを確認していきます。「あなたが働く上で何を重視するのか」がはっきりしていれば、何を優先的に調べるべきか、答えが出てくるはずです。
インターネット以外での研究方法は何があるでしょうか。
合同企業説明会(合同企業ガイダンス)、各都道府県・地域のハローワークで調べる、会社要覧を読む、四季報を読む、新聞を読むなど様々あります。表面上の情報ならインターネットで十分収集できますが、企業の本音の部分になると、合同企業説明会など直接人事担当者と接触できる場が企業研究の重要な機会となります。とにかく合同企業説明会でたくさんの企業を回る、会社説明会に行く、会社訪問をお願いしてみるなど、自分の目、耳、感覚で「企業を感じ取る」のが最も良い研究方法だと思います。
新型コロナの影響で、オンライン上のイベントやセミナーが増えましたが、リアルに勝る情報収集の機会はありませんので、感染には十分に注意しながらも、積極的に行動することをお奨めします。
就職についてとても不安です。まず、自分のやりたいことが決まっていないこと。本当に就職して働いていけるのかという不安。今は就職情報サイト3つほどに登録し、企業のサイトを見ているくらいです。
やりたいことが最初から決まっている人のほうが圧倒的に少ないと思います。同じような不安をお持ちの人は大勢いるのではないでしょうか。やりたいことが決まっていない人は、まず様々な仕事を知ることから始めましょう(選択肢を持つ・増やす)。不安解消のためには、情報収集、そして「行動」することです。具体的には、インターンシップに参加したり、合同企業説明会などの就職イベントに積極的に参加し、企業の話を聞くこと。最近ではオンラインでのインターンシップや合同企業説明会、企業セミナーが多く開催されています。「行動」すると、何かしらの「結果」が出るので、そこからまた考え、選択し、先に進めばいいのです。
私はUターン就職を希望しているのですが、冬休みはどんな活動をしたら良いですか。
自己分析やインターネットによる企業研究、業界研究など机上でできるものはたくさんあります。今は帰省しなくてもオンラインでの参加が可能な北陸の就活イベントなどもありますので、どんどん行動しましょう。
とは言え、もし帰省されるのであれば、ぜひ北陸での就活イベントに参加してください。そこで色々な企業の話を聞いたり、関心のある企業の会社訪問を行うなど、企業と直接話す機会を作ることでUターン就職のイメージがより広がると思います。地元の友人達との情報交換や家族との会話の中にも、自分自身にとってより良い企業選びのチャンスがあるかもしれませんよ。

ページトップ